■ ご相談内容

富山市にお住まいの40代男性より、
相続した農地についてご相談をいただきました。

・市街化調整区域の農地(数筆)
・現在は耕作しておらず遊休状態
・固定資産税と管理の負担のみ発生
・売却したいが、どう進めていいか分からない

「この土地、売れるんでしょうか?」
というのが最初のご相談でした。

■ 課題の整理(相続診断ナビ+農地調査)

まずは相続診断と農地調査を実施し、
法規制と活用可能性を整理しました。

その結果、以下の状況が判明しました。

・農振区域内ではあるが、原則転用不可
・一部エリアは農振除外の可能性あり
・接道条件を満たしており宅地化の余地あり
・現状のままでは売却が困難

👉 「そのままでは売れないが、手を入れれば動かせる土地」でした。

■ ご提案内容

調査結果をもとに、以下の方針をご提案しました。

① 農振除外申請エリア確認の実施

転用の前提となる農振除外エリアであるかの確認を進め、
“動かせる状態”へ整備。

② 農地転用(5条許可)の適用確認

宅地として利用可能にするため、農地転用許可を申請確認。

③ 売却戦略の設計

単純な売却ではなく、「宅地としての価値」を前提に販売計画を立案。

■ 結果

約8ヶ月のプロセスを経て、以下の成果となりました。

・農振除外であったため → 転用許可取得
・宅地として売却成功
・想定より高い価格で成約
・「負担だった土地」が「現金化された資産」へ

ご相談者様からは、
「ずっと動かないと思っていた土地が、ここまで変わるとは思わなかった」
とのお言葉をいただきました。

■ ポイント

農地は、通常の不動産と違い、
“そのままでは動かないケースが非常に多い資産”です。

しかし、

・法規制を正しく把握する
・手続きを段階的に進める
・出口(売却・活用)から逆算する

この3つを押さえることで、
動かすことが可能になります。

■ まとめ

農地は放置すると、
「使えない・売れない・負担だけ残る資産」になります。

しかし、適切に対応すれば、
価値ある資産へと変えることができます。

重要なのは、
“何ができるのか分からない状態”を放置しないことです。

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安土珠里
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